イラク北部アルビルに駐屯している韓国軍ザイトゥーン部隊が最近初めて抵抗勢力の砲弾攻撃を受けて恐怖が広がっている。
合同参謀本部が「ザイトゥーン部隊を直接狙ったテロと推定され、追加攻撃の可能性がある」と明らかにして緊張は更に高まっている。
そうした中、KBS第1テレビが熱砂の地で任務に就くザイトゥーン部隊員たちの日常を収めたドキュメンタリーを放送する予定で高い関心を集めている。
『ザイトゥーン愛している!息子よ』が顕忠日(ヒョンチュンイル/殉国者慰霊日)の6日午後7時30分から放送される。
第11民事旅団に所属するキム・ギョンイル中佐の妻ホンエさん、チョン・ユソク上兵の父チョン・ナムスさんが4日間、ザイトゥーン部隊内で兵営生活を体験しながら将兵たちの過酷な生活が紹介される。
チョン・ナムスさんは4人の娘の後にようやく授かった末っ子の息子をイラクに送り、一度は辞めたタバコをまた吸うようになったと言う。チョンさんは約20年前、中東の建設現場で働いたことがあり、現地の過酷な気候を誰よりもよく分かっている。
ホン・エジさんはキム・ギョンイル中佐が派兵される2週間前に結婚した。新婚生活はたった5日しか過ごさなかった。ホンさんは「夫が現地に向かってからは一日が24時間ではなく240時間のように感じる」と語る。
番組は両家族の感激的な再会の瞬間を伝える一方で、ザイトゥーン部隊で行われるさまざまな作戦も紹介する。物資と兵力を輸送する輸送機の安全を確保するための作戦など緊張感に溢れる現場がテレビで初公開される。この他にも現地とKBS のスタジオを結んで行われたテレビ電話インタビュー、ザイトゥーン部隊員たちの小音楽会などさまざまな面が紹介される。
制作陣は「撮影は隊員家族の寂しさを少しの間でも忘れられるよう行われた。現地では見えない敵と音のない戦争が相変らず続いていた」と語った。