チャン・ドンゴン&イ・ジョンジェ、映画『台風』でカリスマ対決


 下半期最高の期待作として話題の映画『台風』(クァク・キョンテク監督、ジニンサフィルム制作)がベールを脱いだ。

 『台風』は最近、釜山(プサン)で現場公開と共に約4分のメイキングフィルムを上映してこれまでベールに包まれていた実体を公開した。

 『台風』のメイキングフィルムには忠武路(チュンムロ、韓国映画の中心地)が誇る人気俳優の張東健(チャン・ドンゴン)と李政宰(イ・ジョンジェ)が新たな役に挑み、また絶妙のコンビネーションを見せている。また、150億ウォンという巨額の制作費が物語るように、最先端の技術を動員したスケールの大きい海洋アクションや爆破シーンが大挙登場して期待を高めている。

 張東健と李政宰は長年の友人として互いにライバル意識を持ち、『台風』の撮影現場の雰囲気を盛り上げている。

 張東健は「よく共演者の間には微妙な競争心理が働いたりするが、二人の間にはまったくそういうことはなかった。互いに気遣い、励ましあいながら楽しく撮影している」と満足感を示した。

 二人は『台風』で脱北者の海賊シン(張東健)と海軍特殊部隊出身の将校カン・セジョン(李政宰)が初めて遭遇して銃撃シーンを撮影する場面でもカリスマを遺憾なく発揮して、一度カメラが止まれば互いに悪戯をしたり冗談を言い合うなど親しい姿を見せている。

 クァク・キョンテク監督は「撮影当初は大津波でタイのセットが完全に使えなくなり、全羅(チョルラ)南道にあるセットも火事になるなどトラブル続きだったが、予定通り撮影を行って約75%を撮り終えた。今年の12月には皆さんの期待に添えられる映画を公開できるだろう」と自信を語った。

 監督はまた、最近指摘されている制作費については「噂とは違って深刻なレベルではない。予定通り完成できるだろう」と一蹴した。

 昨年12月にクランクインした『台風』は、今月末に予定されているロシア・ウラジオストクでのロケのみを残しており、後半の作業を経て12月に公開される予定だ。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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