期待のバラード系アーティスト「tei」(21)が、独自の方式で日本に進出する。アルバムリリースに先立ち、8月26、27の両日、2500席規模のコンサートを東京と大阪で開催する。
韓国で2枚のアルバムをリリースしただけの歌手が日本でアルバムリリースをはじめ、プロモーションを一度も行わない状況でコンサート契約を結んだこと自体が異例だ。前例として映画『猟奇的な彼女』の主題歌『I Believe』を歌い、日本で「韓国のバラードの皇帝」と紹介されているシン・スンフンが、7月の1stシングル発売を前に昨年10月、東京で大規模公演を行ったことがある。
teiの所属事務所ドゥリスターのパク・ヘンニョル代表は25日、「国内メディアには明らかにしてこなかったが、持続的に雑誌やネットを通じてteiの情報を日本に伝えてきた」とし、「日本のレコード会社数社からteiにアルバムリリースのオファーを受けるなど、現地の音楽関係者はteiのことを知っている。コンサート開催を推進した脈絡も同じだ」と話した。
しかし、「レコード会社が韓流ブームに乗った歌手の一人としてteiのアルバムを出したがった。teiを徹底的にK-POPアーティストとして日本にPRしようと苦心している。マネージメント、音源、キャラクター事業、プロモーションなどを行うパートナーを決定、あるいは現在選定を行っている」と付け加えた。
teiがコンサートの時期を8月に選んだのは、昌原(チャンウォン)、全州(チョンジュ)、釜山(プサン)などを回るtei初の全国ツアー『愛は一つだ』が6月4日から始まり、7月 9日に終わるためだ。
今回注目されるのはteiがコンサート収益金の一部を日本の恵まれない人々のために寄付されるという点。
パク代表は「3月29、30の両日、ソウル市内のオリンピック公園フェンシング競技場で視覚障害児を支援する初のコンサートを開催したように、今回の全国ツアーも同じ目的で行われる」とし、「日本公演もこうした人々のために収益金の一部を寄付した方が良いという意見が出た。現在は公演の構成を行っている」と説明した。
コンサートは8月に行うが、tei は6月にも一度日本を訪問する予定だ。同じ所属事務所のKが、日本のスターダストプロモーションの管理の下に日本で活発な活動を展開しているため、共に行うサプライズイベントを準備している。