『拳が泣く』がカンヌ映画祭・国際批評家連盟賞受賞


 崔岷植(チェ・ ミンシク)、リュ・スンボム主演の映画『拳が泣く』が21日(以下韓国時間)、フランス・カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した。

 この賞は国際批評家連盟がカンヌ国際映画祭のコンペ部門と「ある視点」「監督週間」「批評家週間」の3部門からそれぞれ一作品の受賞作を選ぶ。

 監督週間に出品された『拳が泣く』は他の27作品から選ばれ、コンペ部門の『ヒドゥン』とある視点部門の『SANGRE』も受賞に輝いた。

 映画祭に出席したリュ・スンワン監督とリュ・スンボム兄弟は、受賞が発表される前に帰国したため、授賞式に出席することが出来なかった。

 『拳が泣く』の他に中国同胞・張律監督の『芒種』がフランス独立映画配給協会賞を受賞した。批評家週間に出品した『芒種』は中国の村を背景に朝鮮族のさまざまな姿を描き、今回の受賞でフランス独立映画配給協会の配給支援を得る。

 一方、期待を集めた洪尚秀(ホン・サンス)監督の映画『劇場前』(『映画物語』)はコンペ部門の受賞を逃した。『劇場前』は映画祭開幕直前に急遽出品が決まった作品で、洪監督が『江原道の力』(1998)、『オー!スジョン』(2000)、『女は男の未来だ』(2004)でカンヌ映画祭に3度の出品を果たしており、受賞が期待されていた。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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