韓国映画、カンヌ・マーケットで“閑散とした好況(?)”

 例年に比べ閑散とした様子のカンヌのフィルムマーケット(Marche Du Film)が20日(現地時間)に閉幕する。韓国の映画会社のブースも数本の小さな“大当たり”を除いては、比較的閑散とした様子だった。

 幾つかの原因はあるが、このうち説得力のある分析は、「既にこれまでのマーケットで販売された映画が多いため」というもの。

 『外出』、『刑事Duelist』、『甘い人生』、『親切なクムジャさん』、『B型のボーイフレンド』といった期待作は既に日本に高値で販売されており、昨年末に行われたアメリカン・フィルムマーケット(AFM)、今年、ベルリンで行われたヨーロピアン・フィルムマーケット(EFM)、バンコクと香港のフィルムマーケットなどで既に販売された映画があまりにも多いため、相対的に“閑散”としているという指摘にも納得がいく。

 また、もうひとつの理由は、急激に引き上げられた日本への輸出価格のため、現地のバイヤーの間で談合の動きがあったため。

 日本のあるバイヤーは「これまで有名スターが出演した作品を中心に、韓国映画の輸出価格が高評価されたという指摘が多い」と話している。

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