車勝元(チャ・スンウォン)が沈んだ映画街の雰囲気を一転させた。
車勝元主演の映画『血の涙』(キム・ デスン監督、良い映画制作)が平日の4日、全国310スクリーン(ソウル70)で公開され、2日間に39万人の観客動員を記録した。
『血の涙』は4日の14万人に続き、『子どもの日』の5日に25万人の観客を動員するなど、週末までに100万人の観客動員を突破する見込みだ。
平日に10万人を超える観客動員を記録したのは今年初めに公開された『マラソン』と『公共の敵2』以来。このため映画会社側は『血の涙』も400万人前後の観客動員を記録するだろうと期待を寄せている。
『血の涙』は映画オフシーズンの5月、それもR18指定を受けるなど、不利な条件にもかかわらず大健闘を見せ、映画関係者を驚かせている。
3月に公開された『拳が泣く』や『甘い人生』といった話題作でさえもオフシーズンに苦戦を強いられ、公開第一週目に30万人程度の観客動員にとどまった。
映画会社側は「スリラーというジャンルにもかかわらず、20~30代のカップルが映画館に多く訪れている。観客の需要に応えるために週末から、更に座席数の多い映画館での上映を増やす予定」と説明している。
一方、『血の涙』と同時に公開されたハリウッド大作の『キングダム・オブ・ヘブン』も全国312スクリーン(ソウル55)で35万人に迫る観客動員を記録、先週公開されたムン・グニョン主演の『ダンサーの純情』も幅広いファン層から絶大な支持を得て観客動員100万人突破を目前に控えている。