オム・ジウォン主演映画『劇場前』、カンヌ映画祭に出品 

 金相慶(キム・サンギョン)、オム・ジウォン主演の映画『劇場前』(洪尚秀(ホン・サンス)監督)が第58回カンヌ国際映画祭の長編コンペ部門への出品が急遽決まった。

 映画祭側は4日、追加リストで『劇場前』を招待作として発表、コンペ部門への出品が決まった。

 映画の広報を務めるシネワイズのチャン・ソジョン氏は「2年連続してコンペ部門に招待されるのは事実上不可能と聞いていたので大きな期待はしていなかった。『劇場前』のフランスの共同制作会社MK2を通じて偶然、映画に接した実行委員が急遽招待を決めた」と説明した。

 洪監督がカンヌ映画祭に招待されたのは今回で4度目。『江原道の力』『オー!スジョン』で「ある視線」部門に出品した洪監督は、昨年の『女は男の未来だ』に続き2年連続コンペ部門に出品する記録を打ち立てた。

 『劇場前』は先輩の映画を観た映画館の前で映画のヒロイン(オム・ジウォン)と偶然に出会った男(金相慶)の一日を描く。

 洪尚秀監督、オム・ジウォン、金相慶らは19日、現地試写会に合わせて17日、フランスへ向かう。

 一方、『劇場前』の出品決定によって11日に開幕するカンヌ国際映画祭には、非コンペ部門の『甘い人生』、「ある視線」部門の『弓』、監督週間の『拳が泣く』『その時、その人々』、シネマファンデーション部門の『もう少しだけ』など計8本の韓国映画が出品される。

『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース