ロサンゼルスタイムス、キム・ユンジンのインタビュー掲載

 米ABCの人気ドラマ『LOST』に出演中の金允珍(キム・ユンジン/31)が 1日、ロサンゼルスタイムスの週末カレンダーセクションに登場した。

 太平洋の無人島に不時着した飛行機の生存者を描いたドラマ『LOST』で金允珍は韓国系米国人ソン役を演じている。

―島のすべての秘密が25日の最終回で明かされるのか?

 「脚本家が何かを見せてくれると思いますが、最後まで結果の分からない緊張感が続くと思います。私たちも困る時があります。視聴者の皆さんのように私たちも何が起こるか分からないんです。ある時は収録前日になってシナリオをもらう場合もあります。一日に8枚分だけを演じます。私は今まで多くの台詞がありませんでした」

―それでも最近になってソンが英語で話し始めて多くの台詞がありそうだが。

 「今になってようやく皆さんが分かるようになりました。他の登場人物とようやく親しく出来るようになりました。それに他の人たちの危機に介入することもあります。あるキャラクターとは話すことさえも出来ませんでした。いまだに世界中から届くファンレターを見ると、ソンがまったく英語を話せないキャラクターにするか、韓国語だけを話すキャラクターにしてほしいという内容が多いです。私の台詞が少なかったのが良かったようです。それに、ある時は字幕がなくても何が起こっているのか全部分かったそうです」

―ソンとジンスに対してアジア系コミュニティの反応が否定的でなかったか?

 「初めは典型的なアジアのカップル、つまり夫に従う妻と優位な立場にある夫として描かれていました。それでも登場人物たちが徐々に変化すると視聴者に見守るようお願いしてました。最初はアジアンコミュニティがどう反応するか本当に心配しました。『LOST』の登場人物は初めは典型的な姿を見せますが、時間が経つにつれて徐々に変わるようになります」

―韓国で生まれてニューヨーク芸術高校(High School of Music & Art and Performing Arts)を卒業したが、なぜ再び韓国に戻って女優になろうと思ったのか?米国では機会が少なかったのか?

 「いいえ。ボストン大学を卒業した時も人種差別はありませんでした。それほど厳しくはありませんでした。97年頃から韓国のドラマに出演してから忙しくなりはじめました。機会は偶然訪れました。当時はニューヨークにいましたが、友人の知り合いのプロデューサーがニューヨークでドラマを撮影すると聞きました。全15話のうち3話をニューヨークで撮影するとのことでした。そのドラマにキャスティングされて韓国のドラマに出演することになりました。本当に呆気なく決まりました。信じられませんでしたが、韓国の人口の半分が熱中して見たんです」

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