ボーイズデュオUN、5thコンセプトは「人気より独自性」

 「大衆の目を今回は気にしなかった」

 5thアルバムのタイトルソング『彼女へ』でカムバックした男性デュオUN(キム・ジョンフン/チェ・ジョンウォン)が変身した。『彼女へ』はUNが4thアルバムまで発表し、タイトルにしてきた季節感覚あふれる従来の音楽ではない。

 以前は収録曲のモニタリングをした後、アルバムで最もよく売れそうな曲をタイトルにしてきたとすれば、今回は自分たちが歌いたい曲を選んだ。後続曲も2人がステージで歌いたかった曲を選ぶつもりだ。好きな音楽の色を見付けたという点で満足げな表情だ。モダンロック『彼女へ』は変化の中心軸だ。大規模オーケストラとロックのクロスオーバー的なハーモニーが「UN」音楽というには少し違和感がある程だ。

 キム・ジョンフンは「今までUN独自のスタイルをアピールできなかったのは事実だ。自分たちがどんな音楽を追求しているのか疑問を感じた。正直、5thアルバムは今まで発表したアルバムの中で一番すっきりしている。以前のアルバムが20~30%とすれば、5thアルバムは70~80%満足している」と自信を見せた。

 チェ・ジョンウォンも「5thをレコーディングしながら、やってみたい音楽に出会った。以前より進取的になった。これからやりたい音楽について一層真剣に考えるようになった」 と話している。

 UNは5thアルバムの活動をしながら、今年初めから始動した日本での活動も並行する。

 今年1月1日にNHKテレビ『韓日友情音楽祭』に出演したUNは最近東京でファンミーティングを開いた。キム・ジョンフンは毎日放送のドラマ『ヤ・ク・ソ・ク』を撮影中で、6月に主人公として出演した映画『DMZ 非武装地帯』の日本公開が待っている。

 チェ・ジョンウォンも日本のエージェント会社クロスワンを通じモデルおよびアルバムプロモーション活動を開始した。2人は「日本での活動は焦って考えていない」とし、「日本でのファンミーティングの時、親子連れの姿がとても感動的だった。韓国音楽もいろいろな世代に共感を持ってもらえたら」と話している。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース