金基徳(キム・ギドク)監督の新作『弓』のポスターが25日、公開された。
翌月11日に開幕するカンヌ映画祭の「注目すべき視線」にも招待された『弓』は金基徳監督の12番目の作品。簡単なストーリーの紹介だけで完成前から早くも世界15カ国に版権が販売され、既に制作費を償還し話題となっている。
映画の背景は地図にもない一つの島の前に浮かんでいる船。この船には体に丸みを帯び始めた少女と還暦を迎えても青年のように健康な老人が住んでいる。タイトル『弓』は老人が少女を他の男たちから守るための道具。映画は老人と少女の愛を描いている。
公開を控え公開されたポスターのビジュアルも俳優たちの中心の既存の上映作とは差別化されている。
この映画の広報を担当するキム・ヨンシムさんは「情報の洪水の中で観客たちが先入観なしに映画を観覧して欲しいという金基徳監督が俳優中心の従来のポスターと異なり、単調に感じられる海のイメージだけでポスターを制作した」と説明した。