「ヨン様コンサート」が大成功のうちに幕を閉じた。
ペ・ヨンジュン主演の映画『外出』(監督:許秦豪(ホ・ジノ)/制作:ブルーストーム)の撮影を兼ねた「Super Live-コンサート-外出」が24日午後6時30分、ソウル・延世(ヨンセ)大学の野外コンサート場で開かれた。
「国内で初めて大型コンサートと映画が合体」を標榜した今回のコンサートには約6000人のファンが出席し、拍手と歓声で4月の夜を熱くした。
コンサート開始2時間前から野外コンサート場前には日本の中年女性ファンたちが殺到し始め、1枚3万ウォンのコンサート記念Tシャツが続々と売れていった。
足にギブスを着用したまま23日、韓国行き飛行機に乗ったクリマタ・ヨシクさん(53)は「韓国にいる友達に特別にお願いし、チケットを購入した」とし、「10日前に足をケガしたが、今回のコンサートをあきらめられなかった」と話した。
今回のイベントは劇中、照明技師「インス」役で出演したペ・ヨンジュンがコンサート現場で活動する姿の撮影も兼ねて進行した。前日に続きこの日も午後3時からリハーサルを行うなど、許秦豪監督ら制作陣は与えられた時間内に最高のシーンを撮影するため万全の準備を行った。
午後5時46分、ファンの歓声の中でコンサート会場に入ってきたペ・ヨンジュンも軽く手で挨拶をした後、客席の最前列に位置した照明監督の席でポーズを取った。ジーンズ姿のペ・ヨンジュンはスタッフたちと自然に話を交わしながら、冷静に撮影に臨んだ。
午後6時30分、Lazy Boneの華麗なステージで幕を開けたコンサートはSHINHWA(シンファ/神話)のイ・ミヌ、JEWELRY(ジュエリー)、SG Wanna Beなどトップクラスの人気歌手たちと大韓民国フォークソングの吟遊詩人ハン・デスらの熱唱が続いた。4時間にわたったコンサートの最後はチョ・ソンモが締めくくった。
一方、これに先立ち23日、日本のファン約2500人を含め韓国、中国、台湾、香港などアジアから4000人のファンがコンサートのリハーサル現場を訪れた。
ファンたちは3時間余にわたり撮影現場を見守ったが、映画会社側は同日、取材陣の活動を厳しく統制した。映画会社側は日本の旅行代理店との契約事項だとし、「取材陣に現場を公開しない」と宣言、リハーサル現場はもちろん、アジアのファンが集まる状況などに対する写真撮影を禁止した。
また、24日のコンサートでもフォトタイムを許している慣例を破り、写真撮影を全面禁止にし、「ペ・ヨンジュンの活動が気になる国内ファンに対する配慮が足りない」という声も聞かれた。