「アジアにこんな歌手がいるとは思わなかった」
シン・スンフンが21日午後1時15分、日本の東京品川プリンスホテルで行われたイベントで公演関係者やメディアの目と耳を釘付けにした。
東芝EMIが主催した「ミュージックトークス」は毎年主力歌手が発表されるイベント。7月6日に東芝EMIからデビューシングルをリリースするシン・スンフンは、既に14日、大阪で行われた「ミュージックトークス」の「サプライズ歌手」として紹介された。
東芝EMIの斉藤正明会長は大阪に続き、この日もステージに姿を見せてシン・スンフンを直接紹介、東芝EMIの中心的アーティストであることを印象付けた。
斉藤会長は「日本でこの2年間、韓国ブームが起こったが、東芝EMIから韓国のアーティストを紹介する機会を持てなかった。それは機会がなかったというよりもEMIに相応しいアーティストに出会うことが出来なかったから」とし、「韓流ブームではない真のアーティストの日本デビュー作をEMIが紹介することになって光栄」とシン・スンフンを紹介した。
「ミュージックトークス」史上最大の2000人が出席したこの日のステージには、日本のアーティストも登場したが、まるでシン・スンフンのためのステージのようだった。
東芝EMI各地域の営業責任者らはシン・スンフンがデビューシングルの『I believe』とヒット曲『その後しばらくの間』を韓国語で熱唱すると「アジアにこんな歌手がいたのか」と驚きの表情を見せた。
また、アルバム関係者らは「大阪でのミュージックトークスの話しは聞いていたが、今日歌を直接聴いてシン・スンフンのアルバムをもっと早くリリースしなければと思った」と期待を示した。
イベント企画者らもシン・スンフンのコンサートを企画したいとラブコールを送った。公演企画者の一人は「8月末から9月初めに東京と大阪でいくつかの企画会社と大規模なコンサートを開催する計画であると聞いている。来年にでも全国ツアーを一緒にやりたい」と具体的な提案をした。シン・スンフンは現在、昨年10月にコンサートを行った公演企画会社のプロマックスと5000席規模のコンサートを準備している。
この日シン・スンフンはメディアの集中的なスポットライトも受けた。
NHK、フジテレビ、テレビ朝日などのテレビ局をはじめ、読売をはじめとする各新聞、サンケイスポーツなどのスポーツ紙、雑誌など100人を超える記者たちが集まり、シン・スンフンを集中的に取材した。フジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』はシン・スンフンに密着取材した。
シン・スンフンは「一般のファンではなく、日本の音楽、公演、メディア関係者のみが参加したイベントだったにもかかわらず好評を得て嬉しい。それだけにプレッシャーも大きい。日本で焦って成果を収めなければという気持ちよりは、ファンの期待を裏切らないという気持ちで活動したい」と抱負を語った。
一方、7月にリリースされるシン・スンフンのデビューシングルには『I believe』の韓国語、日本語バージョンの他に『君のための別れ』の韓国語バージョンが収録される。
今回の日本訪問でシン・スンフンはデビューシングルのジャケット撮影の他にレコーディングを行い、5月初めにもレコーディングのために日本を訪問する予定だ。また、8月にはヒット曲『微笑みの中に映った君』『見えない愛』などのヒット曲12曲を収録した1stアルバムをリリースする。日本のピアニスト、倉本裕基とのコラボレーションアルバムは秋以降にリリースが延期された。