「ペ・ヨンジュンのキャスティングにより良いドラマを作れる制作環境が準備されました」
来年放送されるドラマ『太王四神記』(全24話)を準備中のドラマ外注制作会社・金鐘学(キム・ジョンハク)プロダクションのパク・チャンシク理事の言葉だ。制作費200億ウォン規模の大作で、最近ペ・ヨンジュンが主人公の広開土王「談徳(タムドク)」役にキャスティングされた。
ペ・ヨンジュンのギャランティーは現在のところ明らかになっていない。制作サイドやペ・ヨンジュン側の両者ともに公表を自制している。しかし業界ではこれまでの常識をはるかに覆す破格的な金額と噂されている。
パク理事は聯合ニュースとのインタビューで「ペ・ヨンジュンを利用して金儲けするつもりは全くない」と前提を述べたが、「ペ・ヨンジュンのキャスティングにより投資誘致が非常にスムーズになったのは確か」としている。
実際に、『太王四神記』は制作費が莫大なため、国内だけで費用を調達することは困難だ。海外から相当部分を調達せざるを得ない。
しかし韓流の一方の軸である中華圏から投資を呼び込むのは容易でない。ドラマの素材である高句麗史に対し中国が敏感なためだ。
従って日本市場でトップクラスの商品価値を持っているペ・ヨンジュンの合流は200億ウォンに達する制作費を調達しなければならない制作サイドにとって大きな弾みとなる。逆に殺到すると思われる投資オファーに慎重に対処する必要がある程だ。
パク理事は「投資オファーに慎重にアプローチする必要がある」としながら、「ペ・ヨンジュンのイメージと作品の質を同時に考慮しなくてはならないため、綿密に制作費調達に取り掛かる予定」と話している。
ペ・ヨンジュン主演決定でドラマの収益創出にも直結すると見られる。『冬のソナタ』以降4年ぶりにペ・ヨンジュンがドラマに出演するだけに、日本市場でも大きな反響を呼び起こすのは確実視される。