新しい未婚女性像を描いた『シングルス3』が22日スタート

 独身男女の日常の恋愛を描いて話題となった女性チャンネル、オンスタイルの『シングルス・イン・ソウル』のシリーズ3作目『シングルス・イン・ソウル・シーズン3・コントラセクシュアル』が22日から、毎週金曜日の夜に放映される。

 未婚女性のライフスタイルを描いたシリーズ第一弾となった『シングルス1』、メトロセクシュアルにスポットを当てた『シングルス2』に続き、今回は「コントラセクシュアル(Contra Sexual)」をテーマにしている。

 コントラセクシュアルとは「反対」という意味のラテン語「コントラ」と「性」を意味する「セクシュアル」を合わせた言葉で、良妻賢母の伝統的な女性像に反して結婚よりも仕事を選ぶ20~30代の未婚女性のことを指す。

 『シングルス3』は専門職を持った独身女性10人の日常をリアルドキュメンタリー形式で描き出す。広告代理店レオ・バーネットAEのクォン・ウナ(34)、アーティストのナンシー・ラン(27)、YTNキャスターのジョン・エスク(33)、ピアニストのMAYSECOND (31)、外食産業フランチャイズコンサルタントのユ・ジヨン(33)、ファッションモデルのチ・ヒョンジョン(20)ら、各専門分野で能力を認められているコントラセクシュアルたちが総出演する。

 制作陣は「シリーズ前作の2本が主人公の趣味やファッションなどのライフスタイルに重点を置いたのに比べ、今回は出演者が職場で過ごす日常をカメラにそのまま収める予定」と説明した。出演者と一般の人々の対話を通じて互いの価値観を比較する「コントラセクシュアルのジレンマ」コーナーや出演者たちが各自の処世術や人間関係の秘訣を聞かせる「コントラセクシュアルチップ」のコーナーも予定されている。ナレーターはフリーアナウンサーのチェ・ウンギョンが務める。

 オンスタイルのキム・ジェヒョンチーム長は「単純に働く女性たちの生き方を見せるのではなく、一歩引いた視点で韓国社会が彼女たちをどんな目で見ているかを一緒に考える機会になってくれたらと思う」と説明した。

 『シングルス1』は韓国版『セックス・アンド・ザ・シティ』を標榜としてスタート当初は話題を集めたが、テーマや完成度の面で期待に達することが出来ずに非難を浴びて終わった。

 専門職を持つ10人の出演者が同じ失敗の道をたどるか、それともコントラセクシュアルとしての姿を見せることで新しい女性像を提示することが出来るかに注目が集まっている。

キム・ミリ記者 miri@chosun.com
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