『冬のソナタ』で韓流ブームに決定的役割を果たした尹錫瑚(ユン・ソクホ)監督が19日から来年春に放送される『春のワルツ』(脚本:チャン・ユギョン)の撮影をスタートさせる。
『春のワルツ』は『秋の童話』『冬のソナタ』『夏の香り』など尹錫瑚監督の四季シリーズ最後の作品で、100%事前制作する予定だ。
特に初めて海外ロケを試みる。欧州や北米のうち、最も撮影条件が良い場所を選ぶ予定だ。
尹監督が設立した外注制作会社「ユンズカラー(Yoon’s Color)」のチョ・ソンウ室長は「欧州とカナダをロケ先に考えている。シリーズ初の海外撮影に臨むため、様々な撮影条件を考慮している」と述べた。
国内での撮影は主に全羅(チョルラ)道の島で行われる。尹錫瑚監督をはじめ制作陣が300余の島々を訪問して探し出した場所だ。
南怡島(ナミソム)、宝城(ポソン)緑茶畑など尹錫瑚監督がドラマ撮影地に選択した場所が常に観光名所になっており、この場所も放送後に有名になると見られる。
チョ室長は「様々な問題点が発生することもあり、撮影地を公開しない予定」としている。
子供時代のシーンを最初に撮影後、9月から成人俳優が登場し、本格的な撮影に入る。全20話で50~60億ウォンの制作費を投入する。
尹錫瑚監督は『春のワルツ』について、「四季シリーズの最後を飾るだけに、最もプレッシャーのかかる作品だ。前作と同様美しいラブストーリーを描きながらも、今の時代の視聴者が共感する素材を盛り込みたい」と話している。
『春のワルツ』は既に日本などから事前購入オファーが届くなど、アジア各国で注目されている。