十字軍の戦争を描いたハリウッドの歴史スペクタクル『キングダム・オブ・ヘブン』が5月4日、全世界に先駆けて韓国で初公開される。
20世紀フォックス社は5月5日、韓国の「子供の日」特需を狙い『キングダム・オブ・ヘブン』を全世界で初めて公開する予定だ。
20世紀フォックス・コリア関係者は「韓国での公開が世界初となるのは異例のことで、ハリウッド配給会社も無視できないほど韓国映画の史上規模が成長したというのを反証する事例」と説明した。
『キングダム・オブ・ヘブン』は十字軍の戦争という歴史の渦に左右された曖昧な身分の若い兵士が卓越した勇猛さで身分と運命を乗り越え、乱世の英雄に成長する過程を描いた映画。
リドリー・スコット監督が『グラディエーター』に続き再び歴史物のメガフォンを取った話題作で、劇中ほとんどの戦闘シーンがCGの代わりに大規模エキストラを動員して撮影され、緊迫感のある映像美を誇示している。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで韓国にも多くの女性ファンを確保しているオーランド・ブルームがタフなイメージ変身を試みており、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートンなどハリウッドの演技派俳優たちが大挙出演している。