全智賢に香港アンドリュー・ラウ監督から「70億ウォン」オファー

 トップスターの全智賢(チョン・ジヒョン)に香港の巨匠・劉偉強(アンドリュー・ラウ)監督から「70億ウォン」のオファーが届いた。

 作品は純粋制作費だけで70億ウォンが費やされるブロックバスター『デイジー』。

 メガフォンを取るアンドリュー・ラウ監督は『無間道』『レジェンド・オブ・ヒーロー中華英雄』『風雲ストームライダーズ』などを大ヒットさせ、2002年の『無間道』で香港のアカデミー賞・香港電影金像監督賞を受賞した。韓国でもスタイリッシュな画面と緊迫感あふれるストーリー展開で多くの映画ファンを魅了している。

 ラウ監督は『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』など香港で大ヒットした全智賢の魅力にほれ込み、キャスティングに本腰を入れたという。

 現在男性主人公の殺し屋役にはトップスターの鄭雨盛(チョン・ウソン)が内定している。撮影はオランダ・アムステルダムでロケが行われる。

 メロ的要素が濃厚に加味されノワールを標榜した同映画は国際的な殺し屋とインターポールとの運命をかけた死闘を激しいアクションの中に盛り込む。全智賢は2人の男と悲劇的な恋に落ちる画家役に制作陣から強力に推薦されている。

 『デイジー』は香港のスター監督と韓流スターの共演だけでもシナジー効果を発揮するものと期待される。全智賢にとっては、アジア市場で興行旋風を巻き起こしている「韓流クイーン」として不動の地位を固める上でもってこいの作品だという分析も出ている。

 制作会社はまた、他の出演俳優を今週中に確定する計画で、鄭雨盛の『サッドムービー』撮影が終了する6月のクランクインを目標としている。

 2004年に『僕の彼女を紹介します』の公開後、米国へ語学研修に旅立つなど、映画界からのラブコールを断り充電期間を満喫してきた全智賢は現在、『デイジー』のシナリオを前向きに検討しており、主演として韓国最高の待遇を約束されているという。

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