今月1日に韓国で公開され、好評を博している映画『甘い人生』(監督:キム・ジウン)の写真集を韓日で同時発売される。また小説や多様なキャラクターグッズで日本市場攻略に乗り出す。発売時期は映画が日本で公開される今月中に予定されている。
韓国映画が日本市場でこうした全方位マーケティング・プロジェクトを展開するのは前例がない。
「ビョン様」ことイ・ビョンホンの人気により、同プロジェクトは巨額の付加収益をもたらす見通しだ。日本では『バンジージャンプする』などイ・ビョンホンの前作のパンフレットが日本のオークションサイトで1万6000円で取引された事実などに照らし合わせると、1冊800円のパンフレットでも天文学的な額を稼ぎ出すものと期待される。
また携帯電話の液晶ステッカー、座席ステッカー、Tシャツ、うちわ、タオルなど約10種のキャラクターグッズも日本の中年女性ファンの財布を開けさせるのに大きな役割を果たすと見られる。128ページに計180枚の映画スチールが収録された写真集の価格は現在未定。
制作会社の映画社ポムによれば、写真集はDVD版権を持っているポニーキャニオンから出版されることになっている。他の付加版権はそれぞれ他の日本企業と契約している。
このうち注目すべき点は写真集の編集を韓国で行ったということだ。日本では韓国版の単純翻訳形態で発売される。
映画社ポムのイ・ユジン制作理事は「収益性にこだわったならば、日本に写真資料だけを渡していたはず」とし、「我々の映画の制作過程を記録に残すことに意義があると判断し、韓日同時発売を決定し、編集を映画会社が全的に責任を負った」と話している。