女優シン・ウンギョン、ダブル出演で2年ぶりの映画復帰

 結婚と出産で活動を中断していた女優の申恩慶(シン・ウンギョン)が、いきなり2作品にキャスティングされた。2003年の『奥様はギャングスター』以来、2年ぶりのスクリーン復帰だ。

 昨年末から映画のみならず、ドラマからもラブコールを受けてきた申恩慶がカムバック作として選んだ作品は映画『Mr.主婦クイズ王』(ユ・ソンドン監督、ポールスターエンターテインメント制作)と『今日の運勢』(キム・ギョンヨン監督、シネマゼニス、プレーヤー制作)の2本。

 『Mr.主婦クイズ王』は妻の月給を使い込んでしまった韓石圭(ハン・ソッキュ)がテレビのクイズ番組『主婦クイズ王』の優勝賞金を狙ってテレビ出演して起るハプニングを描いた映画で、申恩慶はテレビ局の司会者として出演、“Mr.専業主婦”の韓石圭とプライドをかけた対決をする。

 『今日の運勢』は何かに取り付かれた女性が愛に溺れる姿を描いたロマンチックコメディ。相手役には金秀路(キム・スロ)が選ばれた。

 両作品共に5月のクランクインを予定しており、最低3か月は二つの撮影現場を行き来しながら多忙に過ごすことになる。ダブル出演になったのは、『Mr.主婦クイズ王』への出演を韓石圭から直接誘われたから。『今日の運勢』への出演を検討中、韓石圭から「共演したい」と積極的なオファーを受けて心を動かされたのだ。

 「普段から尊敬する韓石圭さんと共演することになって本当にうれしい」と言う申恩慶は最近、契約書にサインをして本格的なカムバックを宣言した。出演料は両作品共に業界最高レベルの待遇を受けたとされている。

 昨年7月、所属事務所のプレーヤーエンターテインメントのキム・ジョンス代表との間に息子を設けた申恩慶は、すでに出産前の体型を取り戻した。しなやかさを増したのはもちろん、十分な休息を取ったおかげで20代初めの肌の美しさも取り戻している。

 申恩慶は97年、『娼』での青龍映画賞主演女優賞を受賞し、『奥様はギャングスター』は500万人の観客動員を記録した。安定した演技で多くの作品をヒットさせた申恩慶は、来月初めの制作発表会を通じて本格的に活動を再開する。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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