『かわいかろうが狂おうが』ソ・ユジンの「カワイイ役」が話題

 昨年末、SBSシットコム『かわいかろうが狂おうが』のキム・ビョンウク・ディレクターはソ・ユジンに会った席で、「かわいい役ができるか」と尋ねた。

 これまでのドラマでクールなイメージが定着していたソ・ユジンなだけに、果たしてシットコムで愛嬌のある「かわいい役」をこなせるか心配だったという。

 しかし最近事情が変わってきた。キム・プロデューサーはロケ現場でソ・ユジンに絶えず「もっとソフトに」と注文を付ける。表情や行動の表現力が強すぎるためだ。キム・ディレクターの当初の予想をはるかに超えるソ・ユジンのパワーあふれる演技のためだ。

 視聴者も似たような経験をしている。お高くとまっていたソ・ユジンが馬鹿で薄っぺらい女として振舞う姿を見て、「演技じゃなく素の姿みたい」と爆笑の渦だ。

 「ドラマの中の私は自分なりに正直に行動しています。実際の自分の姿と似てます。ドラマの中のキャラクターで馬鹿な設定以外は私と似ている点がたくさんあります」

 『かわいかろうが狂おうが』でソ・ユジンは外見以外に何の取り柄もない女を演じている。何の計画もなくのん気で楽天的な性格はまさに「お馬鹿さん」だ。周囲に配慮せず常に自分の欲望だけを前面に出すキャラクターだ。

 ソ・ユジンは高校卒業後ソウルに上京し、友人のパク・キョンリム宅に住んでいる。

 正統ドラマのヒロインを演じてきたソ・ユジンが、こうしたコミカルな役柄を演じることでイメージが失墜することに心配はなかったのだろうか。

 「思ったよりイメージ失墜が激しい」と笑いながら答えたソ・ユジンは「いくらイメージが悪くなっても視聴者を適切に理解させればいい。ソ・ユジンのイメージが落ちるというのではなく、役柄のイメージが落ちている」と話す。

 ソ・ユジンは「次のドラマや映画では完全に狂ったキャラクターを演じてみたい。うまくこなせそうな感じがする」と付け加えた。

 ソ・ユジンは2003年10月に放送終了したMBCドラマ『良い人』以降、ドラマ出演など本格的な演技活動を中断していた。今後の進路をめぐり深刻に悩んでいたからだ。

 「演技が好きだっただけで、芸能人になりたいという考えは元々なかった。勉強がしたかったんです。実際役者になってから忙しい毎日を送りながら、夢から遠ざかる私自身に納得いかなかった。それで去年留学する考えもあった」

 しかしソ・ユジンは一旦演技を続けることに気持ちを固めた。演技をしながら留学や勉強の道を模索することもできる。十分な充電期間を経たソ・ユジンが今回のシットコムで第2の飛躍を狙っている。

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