全智賢の悩殺CM、デジタル機器業界を刺激

 知的イメージを演出してきたデジタル機器広告市場にセクシー旋風が吹き荒れる兆しだ。

 最近発表されたオリンパス「ミューミニS」のCMを通じて全智賢(チョン・ジヒョン)が悩殺的で官能的なイメージを披露して爆発的な人気を集めると、ライバル企業をはじめ、デジタル器機企業までが広告コンセプトの変更を本格的に検討し始めた。

 全智賢の今回の変身は広告業界に多大なインパクトを与えた。広告業界では異例の全智賢一人を専属モデルにして2年間わたり、春夏秋冬の四季バージョンのCMに出演した。「マイデジタルストーリー」キャンペーンはデジタルカメラの普及に一役買ったという評価がされる成功を収め、全智賢は「デジカメの女神」と呼ばれた。

 しかし、昨年の秋に発表された「ミューミニ」の広告が以前に比べ反響を集められず、「全智賢の影響力が落ちた」という評価がされたりもした。同時に後続のCMでは今までにないインパクトあるものになると予想されていた。そして予想通り全智賢は「ミューミニS」で肩のラインを大胆に見せた官能的な姿を披露し、消費者は好奇心と共に製品に対する関心を高めた。

 4年連続デジタルカメラ市場の1位を導いた「全智賢伝説」が復活する兆しを見せると、ライバル企業は緊張し始めた。これまでデジタル関連企業はアイリバーのキム・テヒ、シャープ電子のク・ヘソン、カシオのキム・ディエナなど、女性モデルを起用してきたが、そのほとんどは清楚で理性に溢れた姿を見せるものだった。

 しかし、全智賢の例から見られるように、デジタル機器ほど「セクシーマーケティング」に相応しい製品はない。某企業の関係者によれば、「CMは消費者の関心を集めるための手段であるのだから、セクシーなコンセプトも十分に考慮する価値がある」と話した。実際にアイリバーは米国で有名ポルノ女優のジェナ・ジェイムソンを起用した。

 全智賢が火付け役となった今年のデジタル機器市場のセクシーコンセプトが業界にどの程度の影響を与えるか多くの関心が寄せられている。

スポーツ朝鮮/イ・ジョンヒョク記者
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