歌手と役者の「クロスオーバー」全盛時代が到来

 クロスオーバーが全盛だ。歌手は演技者に、演技者は歌手へと活動の場を広げている。ドラマの主人公がサウンドトラックの収録曲を歌ったり、劇中のコンサートシーンを演じて歌手デビューしている。また、歌手も本業を一時的に中断して演技に専念して変身を試みている。

▲本業の歌を封印

 MBCドラマ『ワンダフルライフ』に出演中のユジンとイ・ジフンが、ドラマのサウンドトラックに参加できるにも関わらず、演技のみに専念すると宣言した。

 歌手がドラマ出演した場合、サウンドトラックにも参加するのが自然な流れだが、二人はリアリティーに欠けることを心配して演技だけに専念することを選んだ。

 ユジンの場合、話題となったSBSドラマ『最後のダンスは私と一緒に』に出演した当時、自身が挿入歌を担当したことがあったが、どことなく違和感を覚えて今回は演技に専念することにしたという。

 ユジンとイ・ジフンは歌手と演技を区別して活動している似たようなパターン。二人とも歌と演技に魅力を感じ、どちらか一方を諦めることが出来ず、どちらも完璧にこなしたいと考えている。一時期交際していたが、今は友人同士という二人は、今回の『ワンダフルライフ』でチョン・セジンとミン・ドヒョン役を演じてキム・ジェウォン、ハン・ウンジョンと四角関係となりながら、新世代の恋愛を演じている。

 一方、『ワンダフルライフ』のサウンドトラックには歌手のパク・ヘギョンらが参加し、21日にリリースされる予定だ。

▲女優が自慢の歌声を披露

 KBS第2テレビのドラマ『1829』のヒロイン、パク・ソニョンがドラマサウンドトラックに参加して抜群の歌唱力を披露した。

 パク・ソニョンの歌った『愛はガラスのようなもの』は90年代にウォン・ジュニが歌って大ヒットを記録した曲。劇中、パク・ソニョンが交通事故で11年前の高校生の頃の記憶に戻った感性を効果的に活かすために作られた。制作スタッフによれば、静かで叙情的な声で完璧に歌いこなしたという。

 パク・ソニョンが歌うシーンが放送され始め、テーマ曲としても使われる予定だ。

 今回のサウンドトラックにはパク・ソニョンの他にも実力派アーティストが大挙参加した。ローラーコースターは明るく軽快なテンポのリードトラック『ラブソング』を歌ってドラマの雰囲気を表現している。

 軽快なロックバンド「PB's」の『予感』は新人アーティスト、ルジンによって編曲された。また、キム・ドンニュルの『私を忘れないで』をヤン・ヘジュンが歌った。

 今回のサウンドトラックは昨年末に大ヒットしたドラマ『ごめん、愛してる』のサウンドトラックを発売したレコード会社「スポンジ」が制作した。リリースは今月中を予定している。

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スポーツ朝鮮/チョン・ギョンヒ記者 clark@sportschosun.com , スポーツ朝鮮/キム・イング記者 clark@sportschosun.com
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