ベニス監督賞『空き家』、来月29日に米公開 英題『3-Iron』

 昨年、ベニス映画祭監督賞を受賞した金基徳(キム・ギドク)監督の映画『空き家』(英文タイトル『3-Iron』)が来月29日に米国で公開される。

 『空き家』の現地配給会社は『グリーン・デスティニー』(監督:アン・リー)と金監督の『春夏秋冬そして春』などを配給したソニー・ピクチャーズ・クラシック。

 『空き家』は昨年、『春夏秋冬そして春』の現地公開時と同様にロサンゼルスとニューヨークを拠点に上映を始め、上映劇場を徐々に増やしていく。

 昨年4月に公開された『春夏秋冬そして春』はロングランを通じ230万ドル(約23億ウォンん)の入場料収入を記録し、興行的に成功している。

 イ・スンヨンとジェヒがカップルとして出演した『空き家』は「暴力を振るう」夫に監禁された妻ソンファ(イ・スンヨン扮す)が空き家だけを選んで侵入し生活するテソク(ジェヒ扮す)に会うことから始まるストーリー。

 同映画の共同制作会社で海外マーケティングを担当するシネマクリックアジアは「まず拠点都市から公開し、口コミを通じ上映劇場を増やしていく方式で、公開する」とし、「前作の興行により監督に対する関心が高まり、現地の興行もうまくいくと見ている」としている。

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