アンジェリーナ・ジョリー「北の難民問題に関心持つべき」

アンジェリーナ・ジョリー「北の難民問題に関心持つべき」

 国際難民の支援活動を積極的に行っているハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが8日、北朝鮮の難民問題はすべての人が関心を持つ必要があると語った。

 国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務めるアンジェリーナ・ジョリーはこの日、ワシントンのナショナル・プレスクラブで記者会見を開き、「中国は脱北者が北朝鮮に戻れば収容所に送られたり死刑にされることを知りながらも、こうした人々を北朝鮮に送ることについてどう思うか」という質問にこう答えた。

 アンジェリーナ・ジョリーは「私は今この問題について学んでいる最中で、彼ら(脱北者)と会うことを希望している」とし、「数か月後にはこの質問に対して更に詳しく、よりオープンに答えることができるようになることを希望する」と語った。

 また、「しかし、それはすべての人が多くの関心を持つ必要がある問題だと思う」と付け加えた。

 アンジェリーナ・ジョリーはこの日の会見で毎年、米国に一人でやってくる数千人の子どもを支援する法律機関を設立すると明らかにした。

 このためにアンジェリーナ・ジョリーは50万ドルを寄付すると約束した。これを含め、彼女が難民救済に対してUNHCRや米政府などに寄付した額は合わせて300万ドルを超える。

 今年の春、ワシントンで国立難民、移民子どもセンターという名前で設立されるこの機関は、米国難民、移民委員会が全米移民弁護士協会と共同で運営し、人身売買や虐待被害に遭いやすい子どもの難民や移民者を支援する活動を展開する予定だ。

 プレスクラブでの質疑応答後、アンジェリーナ・ジョリーは米国会議事堂で難民に対する財政や法律サポートの問題を論議するために政治家らにも会った。

 アンジェリーナ・ジョリーは政界進出に関する質問に「私には秘密が多くて政治はできない」と受け流した。

 1999年に公開した映画『17歳のカルテ』でアカデミー賞の助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーは、2001年からUNHCRの親善大使としてスーダン、スーダン、シエラレオネ、コートジボアール、コソボなど、多くの難民地域を訪問した。

 アンジェリーナ・ジョリーはまた、難民地域を訪問した際の回顧録『アンジェリーナ・ジョリー思いは国境を越えて』を出版した。

 カンボジアから養子に迎えた息子(3)と暮しているアンジェリーナ・ジョリーは、アフリカから2人目の養子を迎えると明らかにした。

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