イ・ウンジュさん自殺、国会質疑でも取り上げられる

 社会的関心を呼んだ女優イ・ウンジュさんの自殺が24日、国会・文化観光委員会の全体会議の政策質疑で取り上げられた。

 映画振興委員会など映画関連の所管機関が出席し、業務現況を報告、懸案の質疑を行った際のことだった。

 ハンナラ党の鄭柄国(チョン・ビョングク)議員はイ・ウンジュさんが自殺した理由と関連し、映画の撮影現場などでの人権侵害に悩んだ結果とする一部の観測を踏まえ、映画振興委員会の李忠稙(イ・チュンジク)委員長に「人権問題があったかどうか把握したのか」と質問した。

 鄭議員は「映画界関係者に聞いてみたが、俳優たちが嫌がる演技を強要するケースがあり、懸念があるとの見方もあるようだ」とし、「俳優の人権問題に関心を持つべき」と指摘した。

 また、ヨルリン・ウリ党の一部議員もイ・ウンジュさんの自殺に哀悼の意を表明し、映画振興委員会に対し撮影現場などに関心を向けるよう促したとされる。

 これに対し李忠稙委員長は「公式調査を行ったわけではないが、把握したところ、映画『朱紅文字』の撮影過程で深刻な問題はなかったようだ」とし、「それよりも個人的な悩みを抱えていたものと見られる」と答弁した。

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