『パリ恋』オ・ジュウン、KBS『美しいあなた』でまた悪女

 「小学校の学級会って面白かった?私と一緒にいるよりも楽しかったの?」

 その後に続く奇襲キス。

 ドラマ『パリの恋人』のムン・ユナ役もこんな感じに唐突だった。キジュ(パク・シニャン)をモノにするため果敢なキスの洗礼をためらわずに浴びせた。ファンは「悪女ユナ」の執拗さに舌を巻きながらも、彼女の迫真の演技に拍手を送った。

 「悪女」ことオ・ジュウン(25)が再び「悪女」でドラマに帰ってきた。舞台はKBS第1テレビのドラマ『美しいあなた』(脚本:パク・ジョンラン/演出:イ・ミンホン、イ・ジョンソプ)。


 同じ悪女だが、オ・ジュウンによれば、今度のドラマのヒジュ役は愛らしく可愛らしい点で以前とは違うという。「『パリ恋』のユナ役は誰が見ても憎らしい悪女だったけど、ヒジュは訳ありの悪女」と説明する。

 ヒジュはキジュン(キム・スンス扮す)のことを好きで、結婚するものと信じて疑わない。しかし小学校の同窓生のイニョン(イ・ボヨン)が突然現れ、すべてがこじれていく。第2回に放送されたキスシーンはこうしたヒジュの積極性を見せる。好きな男への愛情を隠さない。

 実際のオ・ジュウンはユナ役やヒジュ役とは異なる。男に先にキスするほどの大胆さも持っていない。オ・ジュウンは「実際は(自分からキス)できないです」と照れる。

 きりっとした眼差しを見ると分かる。目が大きいため、見下すような憎たらしい表情を作るのは用意でない。『美しいあなた』ロケでは愛嬌たっぷりの後輩女優として知られている。時々羊かんやサンドイッチを手作りし、周囲にあげたりしているという。

 1999年に雑誌モデルとして芸能界にデビューした。その後、数本のCMを撮りながら顔が少しずつ知られてきた。ドラマは『太陽の中に』が初出演で、2度目のドラマ出演が『パリの恋人』だった。今度の『美しいあなた』では演技面で評価されることを願っている。

 また機会があれば、ぜひ挑戦したいというのがラジオのDJだ。高校時代から放送委員としてアナウンサーを務めていたというオ・ジュウンは「アナウンサーは偶然やることになったけど、とても魅力的な作業だった」とし、「ジャズとか音楽番組の司会をするのが希望事項の一つ」と話している。

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