李炳憲(イ・ビョンホン)の撮影現場は決して「甘く」なかった。
映画『甘い人生』(金知雲(キム・ジウン)監督、映画社・春制作)に主演する李炳憲が点滴を受けながら撮影を行っていたことが分かった。
昨年末、2週間にわたって行われた深夜の雨中シーン撮影の末、病院で手当を受けたという。
京畿(キョンギ)道・清平(チョンピョン)で行われた撮影は、組織のナンバー2を演じる李炳憲が組織員に殴られ、生き埋めにされそうになるという場面。
雨が降る夜という設定のため、2週間の撮影中、李炳憲は毎夜雨に打たれた。5トントラック規模の散水車が1日1、2台動員されて雨を降らせたため、約100トン分の雨に打たれたことになる。
なかでもスタントマンのあばら骨にひびが入ったほどの激しいアクションシーンを撮影した際は、李炳憲は極度の体力低下と風邪の症状を訴え、点滴の世話にならざるを得なかった。
しかし李炳憲はすぐに撮影現場に復帰し、悪寒に苦しみながらも予定された撮影を終えるプロ魂を見せた。
一方、高難度のシーンも代役なしで演じた李炳憲は、15回程度に及んだ銃撃シーンの際、破片が手に飛んで裂傷を負った。壮絶な銃撃戦シーンを撮影中、ガラス片が手をかすめて流血したが、李炳憲は動じることなく撮影を再開したという。
こうした壮絶な撮影現場は来月1日からテレビで公開される予告編を通じて確認できる。