『ダンサーの純情』ロケ ムン・グニョンの美しさに取材陣ため息

 今月16日、全世界の名所をミニチュアとして製作し、観光客の足を向けさせている京畿(キョンギ)道・富川(プチョン)市のアインスワールドには「新たな」人出が押し寄せている。

 観光客の目当ては映画『ダンサーの純情』(監督:パク・ヨンフン/制作:カルチャーキャップメディア)のクランクイン現場を取材するため集まった約100人の取材陣。

 冷たい風が吹き付ける中、雨が時折降るさえない天候だったが、取材陣は1人のスターに視線を合わせたまま、取材合戦の熱気は高まっていた。

 同日、ロケ現場は女子高生スターのムン・グニョン(18)の天井知らずの人気を端的に物語る場だった。

 同日、全州(チョンジュ)で別の韓国映画『芸術師術』がロケ現場を同時に公開したが、ムン・グニョン側に集まった取材陣は、ムン・グニョンの人気がこれまでの2~3倍に跳ね上がっていることを示している。

 同日の撮影内容はダンスを習い始めたチェリン(ムン・グニョン)が自身のダンスパートナーであるヨンジェ(パク・コンヒョン)と息を合わせる甘いシーンを想像する場面。

 ピンクのドレスを着て姿を現したムン・グニョンは待ち構えていた取材陣を満足させるに十分だった。

少しぽっちゃりしていた身体つきは、いつからかすっきりとした細身となり、セクシーな大人の女性の雰囲気を醸し出し、甘い旋律に合わせリズミカルにルンバを踊る優雅な姿に現場の至る所からため息が聞こえたりもした。

 ムン・グニョンの某側近は「先日、病院に行ったら、(ムン)グニョンのひざの成長板がまだ開いていて、身長が伸びていた。実際、6か月の撮影期間に2センチも伸びた(現在165センチメートル)」と刻一日と変わっていくムン・グニョンの姿に不思議がっている。


 外見は変わっていくが、ムン・グニョンは特有の礼儀正しい振る舞いも周囲から評価が高い。

 ムン・グニョンは役をこなすため必要なダンススポーツの練習を無理して消化したあまり、親指の爪が剥がれるケガを負ったが、ワイヤーを使うロケでワイヤーが切れる事故が発生し、2メートル下に落ちる経験もした。

 パク・ヨンフン監督は、「グニョンは事故に遭っても、なんとも思わずすぐに起き上がって『大丈夫です』と叫んでいた。監督の立場からすれば非常にありがたい女優だった」と親指を立てた。

 ムン・グニョンは、「今、撮影が終わったけど、学校に戻って週番活動をしなくちゃいけない」としながら、「友達に会えると思うとすごくうれしい」と舌を出しニッコリ笑った 。

 また、「高3だが、やりたい大学の専攻は決まっているか」という質問に、「行きたい学科が数え切れない程たくさんある。演劇映画科、心理学科、中国文学科、史学科…。あと何の学科があったっけ…」と欲張りな面も見せた。

 『ダンサーの純情』は街で最高のダンススポーツ選手の姉の代わりに入学したチャン・チェリン(ムン・グニョン扮す)が夢と恋を叶えるストーリーで、コミカルなメロ映画。今年5月初旬に韓国公開予定だ。

『スポーツ朝鮮

シン・ナムス記者
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