人気ドラマ『パリの恋人』に出演したイ・ドンゴンが「アジアの恋人」に急浮上している。
イ・ドンゴン主演の映画『B型の彼氏』(チェ・ソグォン監督、シネマジェ二ス制作)が中国全土で公開されるのに続き、ベルリン国際映画祭期間中に開かれているヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)でも、アジアのバイヤーから高い関心を集めている。
同映画の海外配給を担当しているミロビジョンは最近、中国の配給会社と5万ドルのミニマムギャランティ(MG)で版権契約を結び、4月28日から中国全土での公開を準備している。現在、200館程度で上映する予定だ。
また、EFMでは約10分の予告編を公開しただけで台湾、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、香港のバイヤーたちが先を争って契約の意向を伝えてきた。
このため、6か国・地域の配給会社の関係者約20人を来月末に韓国に招き、試写会を開いた上で契約を結ぶ予定だ。これに向け、英語字幕作業を行っている。
一方、イ・ドンゴンは日本と台湾の海外版権料のうち、制作会社の持ち分の一部を約束され、多額のボーナスを手にする見通しだ。
出演料2億ウォンを受け取ったイ・ドンゴンは、日本版権(約16億ウォン)のうち制作会社の収益(6億4000万ウォン)の15%にあたる約4200万ウォンを手にする。
これ以外にも、日本公開による興行収入の一部が支払われるほか、来月には台湾との契約も控えており、イ・ドンゴンの収入はさらに増える見通し。
シネマジェニスのキム・ドゥチャン代表は「日本と台湾でのイ・ドンゴン人気は高く、おかげで『B型の彼氏』のアジアセールスも好調で、こうした配慮をした」と話した。