今月20日午前0時から明け方にかけ、ソウルの中心地、光化門(クァンファムン)一帯の道路を戦車と装甲車が埋める。
これは来月中旬からスタートするMBCドラマ『第5共和国』の「12・12クーデター」(1979年12月12日、全斗煥(チョン・ドゥファン)当時合同捜査本部長率いる新軍部が崔圭夏(チェ・ギュハ)大統領の裁可なく当時の戒厳司令官だった鄭昇和(チョン・スンファ)陸軍参謀総長を不法に強制連行する過程で発生した軍内部の武力衝突)のシーンを撮影するためだ。
同ドラマの企画を担当するMBCのシン・ホギュンCPは「迫真感とリアル感を出すため、直接製作した戦車と装甲車を使い、12・12クーデターを再現する考え」とし、「光化門で実際に戦車と装甲車を使って撮影するのは初めてだと聞いている」と語った。
この日の撮影は、全斗煥合同捜査本部長ら新軍部勢力に連行された鄭昇和戒厳司令官を救出するため、チャン・テワン首都警備司令官側が戦車部隊と兵力を出動させるシーン。
制作陣はこのために製作費約8000万ウォンを投じ、掘削機のキャタピラーを利用して撮影用の戦車と装甲車を製作した。
『第5共和国』は朴正煕(パク・チョンヒ)大統領暗殺後、12・12クーデターで政権に就いた全斗煥元大統領時代を背景にした政治ドラマ。