カン・ソンヨンが映画デビュー 花柳界女性へ華麗に変身 

 最近、タバコを習うのに一苦労だ。黄色の付け毛をかぶるなど、破格的なヘアースタイルに挑戦する。

 昨年1月、KBS第2テレビ・ドラマ『彼女は最高』以降、久しぶりに活動を再開する女優カン・ソンヨン。15日にクランクイン予定の映画『このまま、死ねない』(監督:イ・ヨンウン/制作:マッシュフィルム)でスクリーンデビューする。

 1996年にMBC公開オーディション第25期タレントとして芸能界デビュー後約10年経ち、映画俳優として出演する。

 「20歳そこそこで映画のオファーがあった時は怖さが大きかったです。今は一番良い時期だと思います。今は多様な姿と感情変化を大きなスクリーン内で表現できるという自信がありますから」

 こわもて刑事のイ・デロ(イ・ボムス)が死を宣告された後、娘に保険金10億ウォンを渡すため、孤軍奮闘するという内容の同映画で、カン・ソンヨンはヒロイン「ヨンスク」役を演じる。幼少時にイ・デロに会い、娘を産んだ後、紆余曲折の末別れてしまったが、再び出会うことになる。ヨンスクは絶望的な状況に陥ったイ・デロに夢と希望を抱かせる人物。

 過去の回想シーンでは花柳界の生活を送ったという設定。現時点では心を入れ換え飲食店で一生懸命働く姿を見せる。この回想シーンでは常にタバコを口にくわえながら演じなければならない。

 セクシーなミニスカートも必須条件。最近、リハーサル時にカン・ソンヨンの180度変わった姿にスタッフたちはびっくりしたという。

 「イ・ボムスさんに実際に会ったのも今度が初めてです。なにしろ演技力がすごい方なので、渡しが信じて演技できる気がします」

 最近、台本の練習をしながらイ・ボムスの思いやりに感動している。アドリブはもちろん、毎回誠実な姿が魅力満点だと説明する。

 「パートナーが良く、シナリオも上出来、ヒットを期待してもいいでしょう?」

 長い間の休息のおかげだろうか。余裕に満ち溢れているカン・ソンヨンは充電期間に家族と日本・中国に旅行もしている。

 昨年末には韓南(ハンナム)大学の随時募集に合格し、今年から1年生として大学生になった。幼稚園経営という夢を実現するためだ。

 演技と学業という二兎を追うカン・ソンヨンの姿から、今年は大きな収穫を上げるという意気込みが伝わってくる。

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