リナ・パク(韓国ではパク・チョンヒョン)は韓国を代表するエリート歌手だ。
『P.S I LOVE YOU』『手紙書きます』『夢に』など、これまでに発表した4枚のアルバムから出た彼女のヒット曲は歌手志望生たちがオーディションを経る際にバイブルのようになっている。
日本の歌手ケミストリーと2002年韓日W杯テーマソング『 Dance With Me』を歌い、先月27日に『韓日友情の年2005』開幕記念イベントでも一緒に歌った。
学業にも並々ならぬ情熱を持っているリナ・パクは米コロンビア大学で英文学を専攻し、歌手活動のため一時休学している。
2年ぶりに発表した5thアルバム『On&On』は英文学専攻の学生として、またワンランクアップしたミュージシャンとしての彼女の才能をよく現している。
「幼い時から英米文学が好きでした。実際に学校の勉強が音楽活動で曲を書く時にすごく役立ってます」
アルバム収録曲の一つ『ハビシャムのワルツ(Miss Havisham's Walts)』は先学期に読んだチャールズ・ディケンズの小説『大いなる遺産』(Great Expectations)に登場するお婆さんからヒントを得た。
アルバムタイトル曲『月』は中国楽器の二湖奏者チェン・ミンの演奏曲『Feel The Moon』をボーカルバージョンに作り変えた曲。日本では昨年11月に『Fall in Love』というタイトルでシングル発売されており、英語の歌詞でも歌っている。
リナ・パクがイントロを含め4曲を作曲し、10年前に作った自作ピアノ演奏曲『Very Thought』も収録されている。
リナ・パクは今月末に日本の川崎市で倉本裕基、チェン・ミンらとともにNHK主催のミニコンサートに出演する。