日本映画『亡国のイージス』のヒロイン、チェ・ミンソが撮影中に危うく溺れかかった事実を明らかにした。
昨年8月末から11月まで、日本の静岡県で行われた『亡国のイージス』の撮影を終えて帰国したチェ・ミンソは、スタントなしですべてのアクションシーンに挑み、今もあざが消えない状態だという。
チェ・ミンソは幼いころ手榴弾のために声帯を失った女性工作員を演じ、目と表情だけで感情を表現した。
海上自衛隊の護衛艦を舞台にした映画だけに、水中シーンは基本だった。
チェ・ミンソは最も記憶に残るエピソードとして、深さ5メートルの水槽に入り、ピアノ線で腰を吊ってアクションシーンを撮影した際、水圧でピアノ線が切れ、3、4分間ほど水中で気絶したことを挙げた。
当時スタッフらは暗い水槽の中で気絶したチェ・ミンソを救助して応急措置を取るなど、緊迫した状況だったという。
このほかにも水着で冬の海に飛び込んだり、軍靴で殴られ、鉄パイプで額を切るなど厳しい撮影が続き、3か月の撮影で体重が7キロほど落ちたという。
しかし、苦労して撮影したにもかかわらず、韓国で「日本の極右映画に出演した」という記事が報じられた際は、声を出して泣いたと打ち明けた。
総製作費120億ウォンの海洋アクション大作『亡国のイージス』は、阪本順治監督がメガホンを取り、日本の“国民的俳優”真田広之、中井貴一らが出演して話題を集めている作品だ。
イージス艦のセットだけで30億ウォンを投じ、日本メディアの注目を集めた。現在、ハリウッドで編集作業が行われており、今年夏の公開を予定している。