『快傑春香』の日本人初挿入歌が日本でも話題に


 10代の女性から圧倒的な人気を集めているKBS第2テレビの月火ドラマ『快傑春香』が、日本人歌手の歌うドラマ挿入歌のおかげで日本で関心を集めている。

 日本のサンケイスポーツ紙は10日、日本のR&B歌手AI(23)が『快傑春香』の挿入歌「ALIVE」を歌っていると報道し、日本最大のポータルサイト「ヤフー・ジャパン」がこのニュースを同日、「韓国ドラマで日本人歌手快挙」というタイトルでトップ画面のトピックスで扱い、話題を集めている。

 サンケイスポーツ紙は「韓国ドラマに日本人の歌う楽曲が挿入歌として起用されるのは史上初めて」とし、歌手の素性をめぐって関心が高まっていると報じた。

 この歌は『快傑春香』のオリジナル・サウンドトラックには入っていないが、喫茶店などのシーンで流れ、『快傑春香』のホームページの掲示板には「あの曲は誰が歌っているのか」といった問い合わせが相次いでいる。

 韓国のスターニュースによると、このドラマを演出したチョン・ギサンPDが音楽担当者と話し合い、英語版になっている「ALIVE」の起用を決定した。AIの所属音楽会社とも著作権問題などの協議を終えた状態という。

 サンケイスポーツ紙もチョンPDが「昨年7月に韓国で行われたMTV
のイベントに出席したAIをみて『歌唱力が抜群。パンチの効いた強い声がいいし、ドラマをサポートできる』と起用を計画した」と報じた。

 しかし、 「テレビ放送では日本語が実質的に全面解禁されておらず、英語かハングルで歌ってほしい」と要請したという。

 同紙によると、AIも日本人初の快挙に「とてもうれしい」と喜び、「日韓のアーティストが自然に交流するようになるといいな」と語った。

 同紙は「国交正常化40周年の節目で日韓友情年を迎え、AIの起用をきっかけに、テレビ放送での本格的に日本語全面解禁が進む可能性もあり、“日流ブーム”が韓国内で生まれるかもしれない」と慎重に予想した。

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