国内最大の映画投資、配給会社のCJエンターテインメントが、韓石圭(ハン・ソッキュ)、パク・ユンシック主演の問題作『その時、その人々』と決別した。
CJエンターテインメントは26日、「『その時、その人々』に対する政治的負担を考慮、制作会社のMKピクチャーズの了解の下、配給を放棄することにした。映画の配給は制作会社が引き継ぐ」と明らかにした。
CJエンターテインメントはまた、60億ウォンの制作費が投じられたこの映画に20%の12億ウォンを投資したが、これも撤回する方向でMKピクチャーズと協議する方針だ。
米国ではブッシュ大統領を批判したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏911』に対してディズニーが配給を拒否したことがあるが、韓国でのこうしたケースは初めて。
一方、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が殺害された10・26事件を描いた映画『その時、その人々』は、今月11日、同元大統領の息子、志晩(ジマン)氏が上映禁止仮処分を申請、28日にソウル中央地方裁判所での第二審を控えている。
また、24日の試写会以降、この映画に対する政治的攻防が激化するなど、社会的論議を引き起こしている。
『スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@ sportschosun.com 』