林権澤監督、ベルリン国際映画祭で特別回顧展

 来月10~20日、ドイツで開催される第55回ベルリン国際映画祭で林権澤(イム・グォンテク)監督の特別回顧展(Tribute to Im Kwon-tack)が開かれると映画祭事務局が25日、公式発表した。

 また、林監督は同期間に特別功労賞(Berlinale Camera)賞も受賞する。世界3大映画祭で韓国監督の回顧展の開かれるのは今回が初めて。

 林監督は「個人的にも光栄だが、韓国映画が認められたようで更にうれしい」と語った。

 林監督の回顧展では12日午後9時30分の『春香伝』(2000)を皮切りに計7本が上映される。

 『往十里』(76年)、『族譜』(78年)、『曼陀羅』(81年)、『キルソットゥム』(日本タイトル『キルソドム~再会のとき』/85年)、『西便制』(93年)、『祝祭』(96)など、70年代から90年代までの作品が紹介される。

 また、映画祭終了後にもベルリン市内の映画館で林監督が今までに制作した計99作品から20作品を選び、3月末まで特別上映展を開く。

 映画祭期間中、林監督は現地を訪問、監督との対話、記念レセプション、授賞式などに出席する。

 林監督はベルリン映画祭で韓国の映画人として初めて特別功労賞も受賞する。

 ベルリン特別功労賞は1986年から始まり、過去にフランシス・フォード・コッポラ、ローレン・バコール、メリル・ストリープらが受賞した。

魚秀雄(オ・スウン)記者 jan10@chosun.com
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース