韓国映画の海外輸出を支える「韓流四天王」

 韓国映画の海外輸出の急成長は日本の韓流ブームに支えられている。

 韓国映画の最高輸出額を記録した李炳憲(イ・ビョンホン)主演の『甘い人生』や張東健(チャン・ドンゴン)、ウォンビン主演の『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)、アン・ビョンギ監督のホラー映画『分身娑婆』は、すべて300万ドル以上で日本に販売された。純愛映画『私の頭の中の消しゴム』や『力道山』も同様に販売された国は日本だ。

 日本で「韓流四天王」と呼ばれるペ・ヨンジュン、李炳憲、張東健、ウォンビンの出演作は現地でヒット確実と言われている。『甘い人生』の場合、撮影が終わる前の時点でシナリオとキャスティングだけで史上最高額での販売が決まった。

 制作会社の映画社ポムは「李炳憲の高い人気が販売を大きく後押しした。ゴールデンウィーク(4.29~5.5)の公開が予定されているだけに、日本での期待も高い」と説明した。

 映画界ではペ・ヨンジュンが主演する許秦豪(ホ・ジノ)監督の映画『外出』の契約が決まれば、『甘い人生』の記録が更新されると見込まれている。

 映画振興委員会・海外振興部のテ・ウンジョン氏は「日本の韓流ブームによって今までになく韓国映画に対する関心が高まっている」とし、「この勢いを維持するためには、販売された作品が現地で積極的なPRを展開し、固定客層の確保に努めなければならない」と話した。

魚秀雄(オ・スウン)記者 jan10@chosun.com
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース