SBS『三つ葉のクローバー』でドラマデビューする李孝利

 「2年前に歌謡大賞を受賞した時に恥ずかしかったんです。実力不足で自信がなかったので心から喜べませんでした。あの時の想いを演技にぶつけようと思いました」

 歌手の李孝利(イ・ヒョリ)が17日からスタートするSBSのドラマ『三つ葉のクローバー』で工場に勤務するカン・ジナ役でドラマデビューを果たす。

 先月、慶尚(キョンサン)南道・巨済(コジェ)島の大宇(テウ)玉浦(オクポ)造船所で溶接シーンを皮切りにロケをスタートさせ、地味な作業着姿で熱演して周囲を驚かせた。

 李孝利は「演技に集中して涙を流すことは意外と簡単だが、台詞を正確に伝えることやカメラの動作に気を使うことが思ったよりも難しかった」とロケを振り返った。

 『三つ葉のクローバー』は最近のドラマの定番となっている「三角関係」と「シンデレラストーリー」が主な内容。高校を中退して前科もあるカン・ジナは、家族を支える一家の大黒柱だ。

 李孝利が演じるカン・ジナは、青年実業家のリュ・セヒョン(リュジン)とジナを愛するユン・ソンウ(キム・ガンウ)と三角関係になる。

 毎日3時間以上、週に4~5日は演技のレッスンを受けている李孝利は「出演が決まった後、ドキュメンタリー番組や何冊もの本を読んで自分が演じる役を研究した」と語った。

 チャン・ヨンウ監督は「李孝利は時々集中力に欠けたりもするが、自分の演技が気に入らなければ何度も撮り直しを要求するほどに情熱がある」と語った。

 これまでに歌やCMでセクシーなイメージを見せてきた李孝利は、今回のドラマでジーンズ姿の地味なスタイルに変身した。

  「歌手がドラマ出演することがあまりよく思われていない事実はよく分かっています。それに『お前が出てどうするんだ』みたいな雰囲気も感じられて心配です」

 それでも彼女は最後に「必ず今までとは違った姿を見せてみせます」と意気込みを語った。

キム・ソンヒョン記者 danpa@chosun.com
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