『悲しい恋歌』制作陣、代役ヨン・ジョンフンを絶賛

 「本当に大満足です」

 5日からスタートするMBCドラマ『悲しい恋歌』の脚本家イ・ソンウン氏が主演のヨン・ジョンフンを絶賛した。

 イ氏は3日、ソウル市・ 奨忠(チャンチュン)洞の新羅(シルラ)ホテルで行われた記者会見で「ゴヌ役が当初の宋承憲(ソン・スンホン)さんから突然ヨン・ジョンフンさんに代わって多くの心配がされたが、ジョンフンさんが驚異的な適応力を見せて驚いた」とし、「ジョンフンさんはゴヌという役を独自のキャラクターで完璧に演じてみせた」と高く評価した。

 宋承憲の突然の軍入隊でカリスマ性のある「イ・ゴヌ」役がヨン・ジョンフンに代わり、イ氏は大きな衝撃を受けた。すでに完成していたストーリーが一瞬にして台無しとなり、3週間まったく脚本に手を付けることができなかった。

 宋承憲の空白が非常に大きく感じられた。企画段階から「宋承憲=イ・ゴヌ」を念頭に置いて制作したドラマのため、他の俳優のことなどまったく考えたこともなかった。当時の衝撃をイ氏は「まるで養子を迎えるような気持ちだった」と表現した。

 しかし、ヨン・ジョンフンの米国ロケ直前に行われた2回のミーティングでイ氏は、何とも言えない印象を受けたという。その後、次々と米国から送られてくる映像を見ながら初めて確信を得た。

 イ氏は「ジョンフンさんが徐々に独自のソフトなカリスマでイ・ゴヌというキャラクターを作り上げていった」とし、「そんな彼の姿を見て作家としてむしろ多くの刺激を受けた」と告白した。

 イ氏のみならず、『悲しい恋歌』の制作陣や出演陣もヨン・ジョンフンの熱演を絶賛した。ユ・チョリョン監督は「宋承憲とヨン・ジョンフンのイメージは確かに違う」としながら、「しかし、ヨン・ジョンフンはソフトでありながらも余裕のある外柔内剛の姿を見せてくれている」と話した。

 『悲しい恋歌』と共にヨン・ジョンフンは、初の映画出演作となる『あしながおじさん』でも主演を務め、ブラウン管とスクリーンで同時に姿を見せることになった。

 3日に行われた試写会に出席したハ・ヒラ、カン・ドンウォンらは、口を揃えてヨン・ジョンフンの演技を絶賛し、今後の活躍に大きな期待を寄せた。

スポーツ朝鮮/キム・イング記者
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