NHK会長、『紅白歌合戦』視聴率低調で窮地に

 日本のNHKが毎年大晦日に放送している国民的番組『紅白歌合戦』の視聴率が史上最低を記録したことが日本国内で話題になっている。

 相次ぐ不祥事で前代未聞の危機に瀕したNHKは、昨年12月31日に放送された『紅白歌合戦』で起死回生を狙った。

 韓国俳優ペ・ヨンジュンの出演交渉には失敗したが、李炳憲(イ・ビョンホン)をはじめ、BoA、李貞賢(イ・ジョンヒョン)、Ryuといった韓流スターを投入して総力戦を展開した。

 しかし、いざふたを開けてみると、視聴率は39.3%(関東地方、2部)と史上初めて40%を下回った。

 一方、『紅白歌合戦』2部と同時間帯に放送されたTBS『K-1プレミアム2004』が20.1%、フジテレビの『PRIDE男祭り』が10.8%とそれぞれ健闘して多くの視聴者を引き付けた。

 『紅白歌合戦』は1980年代前半には70%を超える視聴率を記録したが、2000年以降は比較的人気の高い2部の視聴率が50%を下回り始め、昨年には最低水準にまで急落した。

 放送関係者らは「歌だけの番組に最近の視聴者は食傷気味」、「プロデューサーなどによる不祥事が相次いだことも影響した」などと分析した。

 日本のスポーツ各紙は視聴率下落が『紅白歌合戦』の存続論議をはじめ、退任を迫られている海老沢勝二NHK会長の去就にも影響を及ぼすと指摘した。

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