南北「力道山」映画、主演俳優の対面ならず

 南北“力道山”の対面が結局中止となる見込みだ。

 映画『力道山』の制作会社サイダスピクチャーズは、南北間の映画交流として年内に中国の長春で同映画に主演した薜景求(ソル・ギョング)と朝中合作映画『力道山の秘密』の主演を務めるキム・ソンスの対面を推進してきたが、多くの問題が重なり、実現が不透明になってきた。

 サイダス側は最近、統一部に北朝鮮住民接触申請書を提出して承認を受けたが『力道山の秘密』側が北朝鮮政府から承認を得ることが出来ず、日程が先延ばしにされてきた。

 さらには『力道山の秘密』の撮影が遅れている関係で1月中旬であれば中国の長春で対面することが可能と伝えてきているが、逆にこの時期は薜景求が新作『公共の敵2』のプロモーション活動を行うことになっているためスケジュール的に難しい状況だ 。

 サイダスピクチャーズの関係者は「薜景求さんに時間ができると『力道山の秘密』の撮影日程が遅れるなど、互いの日程が合わず事実上対面が実現するのは難しい状態」とし、「『力道山の秘密』側が我々よりも対面に関心を寄せていただけに残念」と話した。

 伝説のレスラー力道山の命日である今月15日に合わせて公開された映画『力道山』は、現在150万人の観客動員を記録している。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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