新曲『BINGO』でイメージチェンジを図った高耀太

 「私たちが変わったから嫌ですって?そんなことあり得ますか?」

 一時期、高耀太のファンの間で最近リリースされた7thアルバムに収録されている『BINGO』をめぐって賛否両論を展開されていた。

 原因は新曲の『BINGO』が今までの高耀太のスタイルからかけ離れていたからだ。年末やクリスマスに合わせて鐘の音などが収録され、冬の雰囲気がよく出ていて申し分ないのだが、今までのようなアップテンポなダンスミュージックではないという指摘が一部のファンがインターネットの掲示板などに書き込んだ。

 『BINGO』は高耀太というよりは3人組ユニット「cool」の曲に近いという意見が大勢を占めた。ミドルテンポのリズムに男女のボーカルが掛け合って感情を表現するスタイルもまさに「cool」にそっくりだというのだ。

 「そのことは多くの人から聞きました」と言うのは紅一点のボーカル、シンジの説明。

 「冬なので一度、雰囲気をがらりと変えてみようと思いました。『毎回同じパターン』と思っているファンもいますし、私たちも一度、思い切ってイメージチェンジをしてみようと思っていました」。

 シンジが直接こう説明すると、多くのファンが彼女の意見に同意したという。

 「この前ちょうどcoolのイ・ジェフンさんに会った時に今回のアルバムで私たちがcoolみたいな曲を歌うと言ったら、coolがアルバムを出さない時にヒットさせるようにって言ってくれました」

 高耀太にとって『BINGO』という曲は特別な意味を持っている。2年間、苦楽を共にしてきたマネージャーのパク・ソンジンさんが作曲した曲だからだ。

 「まさか私の曲がリードトラックに選ばれるとは思ってもいませんでした。あまりにも肩の荷が重い」とパクさんが言うと、メンバーは「私たちが一生懸命に歌うから印税が入ったらたくさん奢って!」と声を揃えた。

 今回のアルバムに収録されている『BINGO』や『ハッピーウイルス』などの曲は高耀太のまた違った魅力を見せてくれるが、今までの高耀太ファンもがっかりする必要はない。

 高耀太にとって最高のパートナーであるチュ・ヨンフンが手がけた『Lover』をはじめ、ハウス調の曲も数多く収録されている。

 クリスマスソングメドレーや往年の大ヒットナンバー『ジンギスカン』のカバーバージョンも収録されている。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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