自閉症の青年を描いた趙承祐(チョ・スンウ)主演の映画『マラソン』(チョン・ ユンチョル監督、シネライン2制作)が内部試写会を行い好評だったことを受け、来年春から1月28日に公開時期を繰り上げた。
15日にクランクアップしたばかりで編集作業が残っているが、作品に対する自信から今回の決断をしたという。
17日午後、ホテル・ソフィテル・アンバサダーで行われた『マラソン』の制作発表会で投資、配給会社ショーボックスの金佑澤(キム・ウテク)代表は「初めてシナリオを受け取った時はそうでもなかったが、撮影が終わる頃には非常に大きな感動を感じるようになっていた。われわれの判断が正しかったと確信した。厳しい時代に新たな感動と喜びを与えることのできる映画だと信じている」と自信を語った。
『マラソン』は自閉症の二十歳の青年がマラソンを通じて自らの壁を乗り越える姿を描いた映画。演技派俳優の趙承祐が主演を務めたが、素材そのものが商業性に欠けると判断され、本来は新春の公開は予定されていなかった。
しかし、内部試写会で感動的なヒューマンドラマが完成したという高い評価を得て、新春の公開を決断した。
ショーボックスは「非常に感動的なヒューマンドラマであるうえ、年齢制限もないことから旧正月連休に家族揃って観られる映画になるだろう」とした。