SBSドラマ『パリの恋人』が視聴者が選ぶ今年最高のドラマに選ばれ、視聴者が最も好むテレビ局には「MBC」が選ばれた。
また、全体的にテレビ番組の内容やクオリティーに関しては問題があるという意見が相変わらず多いことが分かった。
これらの内容は経済正義実践市民連合がハンギルリサーチに依頼して調査した「視聴者が選ぶ優秀ドラマ」のアンケート結果によるもの。
今回の調査はソウルに住む満13歳以上の男女510人を対象に先月4~10日に実施された。
今回の調査でSBSの『パリの恋人』は「今年の優秀ドラマ」部門で1位(17.5%)に選ばれ、MBC『大長今』(日本タイトル『宮廷女官チャングムの誓い』/9.2%)、KBS『愛情の条件』(5.9%)、MBC『王花天女様』(5.9%)、KBS『フルハウス』が後に続いた。
視聴者がドラマを選ぶ基準は、「楽しさと興味を感じることができる」(68.2%)、「独創的で他のドラマとの違いがある」(16.7%)、「有益な情報を得ることができる」(6.3%)、「教育的であること」(2.5%)、「専門的であること」(1.2%)などであることが分かった。
今年の優秀ドラマに選ばれた『パリの恋人は』、間接広告の最も多いドラマにも選ばれた。
一方、視聴者が最も好むテレビ局はMBCであることが分かり、SBS(28.4%)が2位、KBS第1テレビ(16.1%)が3位と続いた。
また、チャンネル選好度は学歴によって異なり、MBCは学歴が高いほど、KBS第1テレビは年齢が高いほど、SBSは年齢が低いほど支持される割合が高いことが分かった。
満足度でもMBCが回答者の51.4%の支持を集め、SBS(45.5%)、KBS第1テレビ(35.9%)、KBS第2テレビ(35.8%)、EBS(28.3%)が後に続いた。
回答者は最も利用するメディアとしてテレビ(53.5%)を挙げ、その他、インターネット(24.3%)、ケーブルテレビ(12.0%)、新聞(6.1%)などを挙げた。
一日の平均視聴時間は2時間19分で、テレビを視聴する理由は「楽しさと興味を感じるため」が63.1%で最も多かった。
また、番組の内容レベルに対する視聴者の不満は相変わらず高かった。
回答者の66.7%が「問題が多い」と答え、「問題がない」と答えた回答者は29.8%にとどまった。
問題点として視聴者らは、「どの番組も似たり寄ったり」(46.2%)、「10代向けの番組が多すぎる」(43.5%)、「バラエティー番組が多すぎる」(29.1%) などを指摘した。
特に女性(71.2%)が男性(61.7%)より、高学歴なほど(大卒以上73.3%、短大卒69.0%、高卒66.8%、中卒33.3%)テレビ番組に問題があると指摘していることが分かった。
良質な番組を作るための最優先課題として制作陣の資質向上(24.3%)が最も指摘され、テレビ局経営陣の意識変化(23.5%)、視聴者の意識変化(18.4%)なども指摘された。