“キラースマイル” 李炳憲(イ・ビョンホン)が日本の女性ファンをとりこにしている。
27日、東京をはじめ、日本全国の主要都市157か所の映画館で公開された李炳憲主演の映画『誰にでも秘密がある』が、公開第1週目にして約1億円を稼ぎ出した。同映画のDVD予約は今から殺到し、テレビ版権の契約もすでに済んでいる。
日本の女性ファンの足を映画館へと運ばせている『誰にでも秘密がある』は、韓国版とはバージョンが異なり、李炳憲が天使として登場する。
劇中、 崔志宇(チェ・ジウ)の父親役を演じる白日燮(ペク・イルソプ)が天国から娘たちの悩みを解決するために送った天使という設定だ。
韓国版のエンディングを飾ったシーンはカットされ、代わりに天使に扮した李炳憲と白日燮が話をするシーンで映画は終了する。両バージョンを手がけた制作会社側は、韓国と日本でモニタリングを行い、各国の好みに合わせた編集をすることを決め、このことが今回の日本でのヒットに結びついたと見ている。
このため、平日でも多くの観客が映画館に足を運ぶなど好評を集めていることから、配給元の東芝エンタテインメントは、上映館数の拡大を検討している。
このままの勢いが続いた場合、日本で公開された韓国映画で最も成功した『シュリ』の記録(約18億円)を超える可能性もあると関係者らは予測している。
また、これ以外でも版権などの収益で歴代最高を記録する見込みで、先月30日までにされたDVDの予約枚数は20万枚を超えており、テレビ版権もTBSと1億円で交わされた。
『誰にでも秘密がある』のこうしたヒットは、共演している二人の韓流スターが積極的なプロモーション活動を行ったこそ可能だった。
10月、東京国際映画祭の期間中に日本を訪問した李炳憲と崔志宇は、先月27日には公開記念イベントとして韓国と日本を衛星回線で結んで舞台あいさつを行った。
制作会社の テウォンエンターテインメントは今後もさまざまなマーケティングやプロモーションを展開し、さらなる興行記録を目指していく方針だ。
『スポーツ朝鮮/ チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』