国内最大の独立映画の祭典、ソウル独立映画祭2004(SIFF2004、チョ・ヨンガク執行委員長)が12月10日から17日まで、ソウルのCGV龍山(ヨンサン)で開催される。
今年で30回目を迎えるこの映画祭は、1975年に韓国青少年映画祭としてスタートし、2002年に現在の名称に変更した。
「ネバー・マインド(Never Mind)」をスローガンに掲げた今年の映画祭は、309本の応募作品の中から予備審査を経た47本が上映される。
国内コンペ部門では1998年のキム・フン中尉の疑問死事件を扱った『真実の門』(キム・ヒチョル監督)、閉鎖的な移住労働者政策を批判した『続く-未登録移住労働者、記録される』(キム・ファンテ監督)、漢江(ハンガン)沿いで生活する3人の男性を扱った『バイカル』(ユン・ヨンホ監督)など、独立映画界で話題を集めた長編映画9本と『冷たく狭い』(カン・ギュホン監督)、『うまくいている? 何でも』(イ・ギョンミ監督)など中編11本、『ヘルメット』(ウォン監督)、『男らしいおしゃべり』(ホン・ドクピョ監督)など短編27本を上映する。
国内の企画招待作品も注目だ。
『朝と夕方の間』(イ・イクテ監督)、『もうひとつの部屋』(イ・ゴンヒ監督)など70年代の短編、『悲鳴都市』(キム・ソンス監督)、『雨中散歩』(イム・スンレ監督)など現在、旺盛に活動している監督たちの80、90年代の独立映画10本が韓国短編映画回顧展で上映される。
10日の開幕式ではタレントの柳時元(リュ・シウォン)とクォン・へヒョが司会を務める。問い合わせはホームページ(www.siff.or.kr)または電話(02)362-9513まで。