カンヌ国際映画祭のグランプリ受賞作『オールド・ボーイ』(朴賛郁(パク・チャヌク)監督)がモスクワなどのロシア全土で好評を博している。
今月11日にモスクワで公開された『オールド・ボーイ』はモスクワ17か所の映画館で来月15日まで上映され、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクでは今月18日の公開から、来月19日まで8か所の映画館で上映される予定だ。
ニィエザヴィシマヤ・ガゼータ紙は22日付けの記事で、『オールド・ボーイ』が「ありきたりの復讐劇」という既存の東洋映画に対する偏見を打ち破ったと評価した。
同紙は朴賛郁監督が『オールド・ボーイ』で復讐というものは「初めは魅惑的かも知れないが、結局は苦痛なもの」という点を浮上させていると紹介した。かえって地獄にあることが復讐することよりもずっと楽だということを説明しているというものだ。
特に多くのサスペンスが結末を予想できることに比べ、『オールド・ボーイ』は結末が分からず興味を引かせると強調した。
『オールド・ボーイ』はロシアでも同タイトルで上映されており、現地の人々はタイトルが持つ二重的なニュアンスに興味を引かれているという。