ムン・グニョン、『ダンサーの純情』で延辺方言マスター

 「すっかり延辺女性になりました」

 ムン・グニョンが映画『ダンサーの純情』(パク・ヨンフン監督、カルチャーキャップメディア制作)の本格的な撮影に突入した。

 クランクイン場所は仁川(インチョン)旅客ターミナル。中国・延辺の女性チャン・チェリン(ムン・グニョン)が仁川港に到着して韓国での第一歩を踏み出すというシーン。

 この日の撮影のために人口降雪機と大型扇風機が動員され、雪の降る仁川港を演出した。ターミナルには60人のエキストラも動員された。

 『幼い新婦』で今年ブレイクしたムン・グニョンは、延辺女性に変身するために万全の準備を整えてきた。

 「長い間、一緒に練習を重ねてきたからでしょうか、今では家族のように感じます。最初は延辺方言を話してもぎこちなかったのですが、いまはスムーズに言葉が出てきます」 

 今年9月に出演が決まると、すぐに延辺方言の練習を始めた。10月には直接、延辺に行って現地の雰囲気を肌で感じて、延辺で出会った朝鮮族の女性、キム・ボソンさんが録音してくれたテープを何度も繰り返し聞いて練習している。最近では延辺出身の中国人から中国語のレッスンも受けている。



 そして、映画のハイライトシーンを華麗に飾るスポーツダンス大会のシーンのために2人のダンストレーナーを招いてルンバ、サルサ、ジャイブといったラテンダンスのレッスンも受けている。

 9月から一日に6時間のレッスンを重ねた結果、ダンストレーナーから来年韓国で行われるスポーツダンス大会に出るよう勧められる程に上達した。

 準備段階から真剣な姿勢で撮影に臨んでいるムン・グニョンは、撮影現場では使い捨てのコップに自分の名前を書いて再利用するなど、スタッフからは絶賛の声が上がっている。

 『ダンサーの純情』はチャン・チェリンが延辺最高のスポーツダンサーの姉、チャン・チェミンの代わりに急遽、韓国に来ることになって起こる恋物語。

 ムン・グニョンの相手役で最高のダンサー“ヨンセ”役で登場する俳優のパク・コニョンは、ミュージカル『サタデーナイトフィーバー』で今年の韓国ミュージカル大賞・男性新人賞を受賞した実力派。

 メガホンを取るのは映画『中毒』(日本タイトル『純愛中毒』)で知られるパク・ヨンフン監督。

 『ダンサーの純情』はソウル近郊を中心に撮影を行い、1月中旬頃のクランクアップを予定している。

『スポーツ朝鮮/ チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』

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