女優の金允珍(キム・ユンジン)が出演して話題となっている米ABCのドラマ『LOST』が、来月からKBSテレビで放送されることになった。同局が現地で放送中のドラマを放送するのは今回が初めて。
KBS編成チームのソ・スンジェディレクターは22日、「今月初めに米ABCと『LOST』の版権契約を交わした。当局第2テレビで毎週土曜日の午後1時から放送する予定で、クリスマスの12月25日からのスタートを予定している」と発表した。
『LOST』は今年9月に米ABCでスタートして爆発的な人気を集めており、当初の全13話から全23話に回数も増えた。
『LOST』は飛行機事故で無人島に不時着した13人の姿を描いたドラマで、米国内で高い人気を誇っている。すでに韓国内にもファンクラブが結成さえるなど、高い関心を集めている。
KBSのソ・スンジェディレクターは「すでに今年の春、ロサンゼルスで行われた『LOST』のプロモーションの時から関心を持ち、すぐに関係者との接触を試みた。米国で人気のドラマで、金允珍さんが出演している点やさまざまな条件が一致したため韓国内でも成功すると確信した」と説明した。
同ディレクターはまた、「人気ドラマにもかかわらず、早い時期からの接触を重ねてきたため、ほぼこちらの提示額通りに購入することができた」と付け加えた。
『LOST』のKBSでの放送決定は、同ドラマが現地でも放送中の最新ドラマである点と通常、海外の人気ドラマの場合、ケーブルテレビでの放送を経て地上波で放送されるケースが多いため、今までの慣例を破ったという点で非常に大きな意味を持っている。
特に米国がクリスマスシーズンを迎えるため、『LOST』も2~3週ほど放送が中断されることから、KBSが予定通り放送を開始した場合、現地での放送との回数の差も縮まる見込みだ。