兵役逃れで再検査を受け、それぞれ現役3級判定を受けた人気俳優の宋承憲(ソン・スンホン)さん(28)と張赫(チャン・ヒョク)さん(28)が16日午後、江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)市の102補充隊に入隊した。
同日午後1時30分頃、家族とマネージャーと共に部隊に到着した宋承憲さんは、取材陣とファンに囲まれ、一度は無言のまま部隊の中に入ったが、取材陣とファンの要求で再び外に出て来て短くコメントした。
宋さんは「これまで多くの方にご心配をかけて申し訳ない。今後2年間、他の人よりも2倍、3倍の努力をして軍の服務に努めたい」と述べた。
宋さんが補充隊の建物から姿を見せると一部のファンは泣き出し、宋さんが部隊内に入ってからは取材陣とファンを遮断するために一時は正門が閉められ、中に入れない一般の入隊者が抗議し出す騒ぎとなった。
宋さんに続いて現地に到着した張赫さんは、取材陣の質問に一切答えず、正門から部隊内へと入り、入隊の手続きを終えた。
この日、102補充隊には国内外からの取材陣とファン約500人が集まり、入隊3時間前から待ち続け、二人が部隊に現れると取材陣とファンが殺到して周囲は騒然とした雰囲気に包まれた。
この騒ぎで一部のファンが倒れ込むなどしたが、幸いけが人などは出なかった。
この日、102補充隊には日本の某テレビ局が企画した「宋承憲入隊激励ツアー」の参加者約100人をはじめ、日本、台湾、香港から来た数百名のファンクラブ会員が宋さんの写真が入った横断幕やメッセージボード、プレゼントを手に待ち続けたが、本人の元には届けられなかった。
宋承憲さんと張赫さんの二人は102補充隊で3~4日間、身体検査などを受け、江原道地域の師団に配置され、5週間の基礎軍事訓練を経て該当部隊で24か月間にわたって服務に従事する。